けーすけさんのためにガソリンスタンドへいく(6巻)
はい、ではこれから、賢ちゃんが登場&けーすけさんについてなんらかの言動が見られるシーン(およびそれに関連するアニメの話)について、ひとつずつ書いていけたらなあと思います。飽きたらやめます。
たぶん予告なく加筆修正されます。
初登場は6巻。
この巻はいろいろと性欲の塊みたいな話があって(基本仁Dの男女恋愛モノは性欲のかたまりの話ばかりである)、池谷パイセンが職場のガソスタで激へこみしているところに、赤城のオレンジいイノセントエンジェル(?)が降臨するわけです。
ちなみに賢ちゃんがイノセントエンジェル力を発揮するのはDカツが始まってからなので、今はまだしずかに見守っておきましょう。
初登場の賢ちゃんは、まるで別人のようです。
肌の色と顔立ちがエキゾチックで、雰囲気もすこしクールです。
さしずめイキりかわいいインドネシア人ってところでしょうかね(?)
この賢ちゃんなら、富士山が日本一高い山だと知ってるくらいの知性はありそうだし、
愛しのけーすけさんにとってかなりの激戦になるであろう中年おやじとのバトル当日の朝に持参してきたサンオイルで焼きだしたりしなさそうだし、
「おれのほうが弟分のキャリアが長いもんね」とかいう謎のマウントをとりだしたりもしなさそう。
さて、高橋兄弟を負かした天才怪物ドライバー藤原さんへ挑戦するために、藤原さんがバイトするガソスタへやってきた賢ちゃん。
画像にあるとおり、パイセンの「その挑戦、高橋兄弟の指示で動いているのか?」という問いにたいし、
「けーすけさんも涼介さんもこのことは知らない」
と答えます。
高橋兄弟のご尊名を呼ぶ順番がパンピーとは逆とゆう、すでにけーすけさん大好きマンであることを醸しだしてますね。
これは彼がたまにやるやつです。
物語を読んでいけばわかりますが、賢ちゃんは涼介を軽んじているわけではないですし、涼介のこともとても尊敬しています。けっして「けーすけさんのお兄様ですから」みたいな理由で尊敬しているわけでもありません。
ちゃんと「涼介さんとけーすけさん」というときもあります。
しかしながら、いかんせんけーすけさんのことで頭がいっぱいなあまり、どうしてもけーすけさんのお名前が先に口をついて出てきてしまうことがあるわけです。
本人はたぶん気づいてないでしょうね。
で、お目当ての藤原さんがいなかったために賢ちゃんは帰ってしまいます。その後、池谷パイセンとのやりとりを見ていた健二先輩は、賢ちゃんのことを「バカ」といいます。
物語が進むにつれて、けーすけとふーみんが幾度も賢ちゃんを「バカ」と評するのですが、いやむしろ賢ちゃんと絡んだことのある登場人物および仁Dを愛する読者ならだれしも「こいつバカだな」と思ったことがあるでしょうが、最初に賢ちゃんにその称号を与えたもうたのは、健二先輩だったんですね。
(まあ、秋名以外なら藤原さんに勝てると思っていることに対する発言であり、まこさゆ戦のまえの自分にたいする特大ブーメランだったわけで、意味合いは少し違うのですが)
しかしながら、この底知れぬバカ力 (バカりょく)が、けーすけさんに愛されることになるゆえんなのかなぁと、思ったり思わなかったり。ナタリー。
はい、6巻はこのくらいです。
ちなみに、アニメではこのシーンはカットされています。
このようにちょっとヒネたクールっぽい賢ちゃんは6巻で死ぬので、ここで見納めでございます。